アフリカツメガエル

和名アフリカツメガエル
学名Xenopus laevis
体長5~12cm
分布アフリカ、兵庫県、大阪府、和歌山県、静岡県、千葉県、神奈川県、鹿児島県に外来種として定着

アフリカ原産のツメガエル。ピパ科という原始的なカエルの仲間で、ツメがある、舌がない、完全水棲などほかのカエルとは違う特徴を複数持つ。

主に水中の昆虫や魚の死体などを食べる。飲み込めない大きな餌は口で加え、後ろ足のツメで蹴るようにして細かく割いて食べる。

飼育

  • 生体なら30~45cm水槽に1~2匹。水面からジャンプするので蓋が必要
  • エサは金魚の餌や赤虫、魚の切り身など動物性のものをよく食べる。丸呑みにできないためなるべく細かいものを与える。
  • 水温20~25℃、日本で越冬しているため低温にも比較的強いと思われる。
  • 水をよく汚すので強いフィルターか水換えの頻度を高くする。

人との関連

動物の中でも多くの実験に、利用される生き物でありモデル生物、感染症研究、再生医療、妊娠検査薬、環境毒性検査、ペットのエサ、ペットとして飼育など様々な分野に利用されてきた。

モデル生物としての利用

卵が体外で育つため細胞分裂の観察などに利用される。これはがん細胞の増殖メカニズムの基礎を学ぶためにも使われる。

感染症研究としての利用

人の遺伝子と役79%の共通性があるため人の病気を再現する「疾患モデル」として利用される

再生医療としての利用

オタマジャクシの時期に高い再生能力を持っており、これを解明し人の再生医療に応用できないかと考えられている。

妊娠検査薬としての利用

1930年~1960年代に妊娠した女性の尿を注射すると尿に含まれるホルモンの影響で数時間~半日以内にカエルが産卵するため妊娠検査薬として利用された。

この検査のために世界各地に輸入されカエルツボカビ病を広める一因になったと言われている。

環境毒試験

FETAX(カエル胚催奇形性試験)は水中の汚染物質が胎児にどのような奇形を引き起こすかを評価する国際的な標準試験法。農薬や工業化学物質の安全性を確認するために利用されている。

ペット・ペットの餌としての利用

飼育のしやすさ、丈夫さから肉食魚やヘビなどの生き餌として飼育されたり、アフリカツメガエルそのものをペットとして飼育されている。寿命も長く15~20年ほど生きる。

⚠️注意⚠️

放流の厳禁

アフリカツメガエルは繁殖力が強く、日本の生態系を壊す恐れがあるため、絶対に野外へ放さないでください。

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