ヒナカマキリの繁殖記録 産卵から2齢までの飼育

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日本最小のカマキリ、ヒナカマキリが産卵し、無事に孵化、2令まで成長したのでここまでの管理方法をまとめる。

和名ヒナカマキリ
学名Amantis nawai
体長12㎜~15㎜
分布四国、本州、九州、伊豆諸島、南西諸島
保全状況なし
各県ごとに絶滅危惧種に指定

主に林床を中心に生息しており、湿度が高く薄暗い場所でよく見られた。非常に小さいため見つけにくいが、狭い範囲にそこそこの個体数がいることが多い。他のカマキリ同様、昆虫やクモなどを捕食する。

飼育

持ち帰った成虫 飼育ケージ 持ち帰った個体はメスの成虫が2匹だった。この2匹は我が家で繁殖させているヨーロッパイエコオロギを孵化させているケージで飼育した。 このケージではコオロギの卵が入ったプリンカップが置いてあり、常に孵化したばかりのコオロギが居た。 飼育温度 20℃~25℃ 飼育期間 持ち帰ったカマキリは60日で死んでしまった。 餌 ヨーロッパイエコオロギ(ピンヘッド) 繁殖 60日で3回産卵した。

繁殖

産卵
5月26日
6月1日
6月7日
孵化
卵鞘1 孵化せず
卵鞘2 6月9日孵化
卵鞘3 6月22孵化

孵化 1番最初に産み付けられた卵は未だ孵化していない。 2番目に産み付けられた卵が○○日で孵化した。 一斉に全ての卵が孵化して、1つの卵鞘から10匹の幼体が生まれた。孵化直後の体長は1ミリ程度。 3番目に産み付けられた卵は○○日で孵化した。5匹の幼体が生まれた。

産みつけられた卵鞘

幼体の飼育

ケージ コバエシャッターミニを使用。 床材には○○の土(ここもデータを見る必要あり) プラスチックの壁面を登ることができるので上部にワセリンを塗った。 また、なるべく観察しやすいように障害物はトビムシの餌となる落ち葉のみとした。 温度 25℃~27℃ 餌 アヤトビムシ 現在の状況 1番最初に孵化してから20日が経過した。2番目に孵化した幼体も同じケースに入れたが、孵化して10日で8匹ほどしか確認できず、20日経過時点で6匹しか確認できていない。16日で初めての脱皮を確認した。1令から2令で2倍近くの大きさになった。

幼体飼育に使ったコバエシャッターミニ

考察

幼体
持ち帰る際、2匹同じプリンカップに入れて持ち帰ったが共食いがなかったため同じケースに入れて飼育したが、4日目で共食いが起きた。 3度の産卵の後、飼育開始から60日で死亡した。これが寿命なのか飼育法によるものなのかは分からない。この飼育で最も印象的だったのは水を一切与えずに飼育できたことだった。同居しているヨーロッパイエコオロギは湿気を嫌うため霧吹きなどはできない。そのため給水は試験管に水を入れ、キッチンペーパーで栓をしたものを使っている。ここから水分補給していたか、餌のコオロギから水分を補給していたことになる。
幼体
体長が小さく、ケージ内のどこにいるのかを確認するのも大変で非常に飼育が難しい。 共食いを防ぐために十分すぎる量のトビムシを入れているが共食いが起きているのかも分からない。 小さなプリンカップで1個体ずつ別々に飼育した方がいいかもしれない。 しかし、2令に成長したということはある程度順調のようにも思える。 なんとか成体まで育てたい。 それと1番初めに産み付けられた卵鞘が孵化しない。ほかと全く同じ環境で外傷や破損もなく綺麗な卵鞘なのだが、もしかしたら休眠卵のようなもので孵化に時間がかかる卵を産み分けているのだろうか?

成体メス
卵鞘、この中に10個程度の卵が入っている
生まれたばかりの幼体

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