現在、我が家ではhelix lucorumとhelix aspersa maximaというエスカルゴを飼育している。はじめはあまりカタツムリには興味がなかったのだが、飼育しているとなかなか楽しく、別の種類も飼育してみたくなった。知り合いのペットショップがシュリケマイマイを入荷するというので4匹ほど取り置きしてほしいと伝え、先日受け取りに行った。
しかし、ここで衝撃的なことが起きる、私が頼んだものはシュリ”ケ”マイマイなのだ。しかし実際に店舗で渡されたものは明らかに違う。
シュリケマイマイ Aegista elegantissima
このマイマイは沖縄に生息するマイマイ(カタツムリ)でシュリは生息地である沖縄県の首里地方の石灰岩に由来しており、殻の部分に毛のような突起(殻皮毛)が無数に生えている非常にユニークな外見のカタツムリなのだ。ぜひ調べてみてほしい、とても面白い外見をしている。
しかし、今回渡されたマイマイがこちらだ。

殻はツルツルで大きさも全然違う。「なんだこのカタツムリは…」と考えたらふと思い当たることがあった。それが今回の主役【シュリマイマイ】である。
名前が一文字違いで”ケ”の文字を見落としていたのではないかとペットショップで聞いたところ入荷元から送られてきたリストを確認しても間違いなくシュリケマイマイと書いてあったそうだ。
恐らく、詳しくない入荷元が勘違いしてシュリケマイマイと入力してリストを作ったのだろう。シュリケマイマイはそこそこ有名だが、シュリマイマイはあまり知られていない。
そんなこんなでうちに来たシュリマイマイだが飼育ケースに移そうと思ったらすでに産卵しており、35個の卵があった。

この手違いで入手したシュリマイマイは今後、飼育したいカタツムリ食の生き物の餌として活用しようと考えている。しかし、カタツムリには人に寄生する寄生虫【広東充血線虫】の中間宿主となっている場合がある。特に沖縄地方では寄生率が高く、陸生貝類を触った後は手洗い必須となっている。
ビビりな私には寄生虫がいるかもしれないという不安は精神衛生上よろしくないので、卵を殺菌、殺虫することにした。
殺菌は養殖用の魚卵によく使われるポビドンヨードで行うことにした。
そのほかにも必要なものをいろいろ準備した。

まずは卵の表面についている泥やごみの汚れを取っていく。これには0.9%の生理的食塩水を使用する。薬局に売っているコンタクトレンズ洗浄液がそうだ。500mlで200円ほど。


数回、すすいで大雑把にゴミと卵を分けいていく。この時、割れている卵やカビているものは取り除いた割れやすいのですすいで取れないゴミは諦めた。

おおよそ3回ほどすすいだ後、0.01%のポピドンヨード溶液を作りそこに、卵を入れ30~40秒ほど洗った。

その後はプリンカップに湿ったミズゴケを詰めたものに静置した。
とりあえずこれで殺菌処理は終了。カタツムリで最も危険な広東充血線中は卵を介して垂直感染することはないが、表面についている可能性がある(超低確率だと思うが)ため洗浄した。
孵化まで1か月もかからないと思うのでこのまま楽しみに待ちたい。無事に孵化してくれるといいが…

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